【鼻の病気】
鼻のうがい

鼻うがい

鼻うがいとは?

鼻うがいは、ウイルスなどの異物や溜まった鼻水を洗い流すことや、鼻の粘膜を湿らせておくことで鼻腔内の乾燥を防ぐことができ、ウイルスの侵入を防ぐこともできます。 ただし、効果をしっかり出すには、適切な濃度・温度の食塩水を使用することと、正しい方法で行う必要があります。

鼻うがいの効果

  • 鼻の不快感の解消
  • 風邪やインフルエンザなどのウイルス対策
  • 花粉症やホコリなどのアレルギー対策
  • ちくのう症の予防・症状の緩和

鼻うがいを行うときのポイント

  • 食塩水を入れるときは、大きく上を向かない
  • 鼻を洗い終わった後に、鼻を強くかまない
  • 鼻づまりがひどいとき、のどに痛みがあるとき、鼻水がのどに流れてしまうときはしない
  • 子どもは専用の器具を購入しよう
  • 鼻で水を吸い込むときに、つばを飲み込まない
  • やりすぎは注意! 1日1~2回程度に

鼻うがいの方法

市販の鼻うがい用の商品を使えば気軽に始められますが、自宅にあるもので、鼻うがいを行うこともできます。 やり方がいくつかありますので、自分のやりやすい方法で試してみましょう。

食塩水を流し込む方法
  1. ドレッシングボトルのような、鼻の穴に差しこめるサイズの容器ノズルのついたボトル に500ccの0.9% 食塩水を入れます。
  2. 前かがみの状態でやや顔を横に傾けて、容器を押しながら食塩水を鼻に流し込みます。 このとき「えー」と声を出すと流し込みやすいです。 ただし顔が上向きにならないように注意してください。
  3. 流し込んだ食塩水を、鼻から出します。 慣れてきたら口から出してみましょう。
洗面器の食塩水を吸い込む方法
  1. 洗面器に2リットルの0.9% 食塩水を入れます。
  2. 片方の鼻の穴を指で押さえながら、洗面器の食塩水に 顔を近づけて、もう片方の鼻の穴から食塩水を吸い込みます。このとき食塩水を飲み込まないようにします。
  3. 洗面器から顔をはずして、吸った鼻の穴から食塩水を出します。慣れてきたら、もう片方の鼻の穴や口から食塩水を出してみましょう。
ストローで食塩水を吸い込む
  1. コップなどに500ccの0.9% 食塩水を入れて、ストローをさします。
  2. 片方の鼻の穴を指で押さえながら、もう片方の鼻の穴からストローで食塩水を吸い込みます。このとき食塩水を飲み込まないようにします。
  3. ストローから鼻をはずして、吸った鼻の穴から食塩水を出します。慣れてきたら、もう片方の鼻の穴や口から食塩水を出します。

★症状が急に変わることもあります。 疑問な点や困った事がありましたら、 なるべく早目におたずねください。